訪問着のお手入れの仕方を基礎から解説

訪問着

未婚の女性であっても、既婚女性であっても着ることが出来る訪問着は、意外と活躍が多いものでもあります。お宮参りや七五三、入園・入学式といった機会でも気軽に着ることが出来るアイテムともいえます。そんな訪問着ですが、やはり着物ということで洋服とは違い手入れに悩んでいる人も多いようです。洋服であれば気軽に洗濯やクリーニングが出来ますが、着物はそうはいきません。しかし、着用後に手入れをせずにいると、せっかくの訪問着の状態は悪くなってしまいます。そこで、普段の手入れはどうすればいいのか、しばらく着ない時の保管はどうすればいいのかを知っておくことで、大切な着物を長持ちさせることが出来るのです。母から娘へ受け継がれることも多い着物ですから、ぜひ手入れを覚えておくといいでしょう。

着用した後に気を付けることは何か

短時間の着用であっても、着用後は状態を確認することが重要です。皮脂がつきやすい襟周辺や、食べ物をこぼしやすい身頃部分、土跳ねなどの心配がある裾は特に注意してみることが大切です。汚れがないようであれば、そのまま仕舞うのではなく専用のハンガーにかけて2~3日部屋干しをして風を通します。暑い夏や暖房の効いた部屋での着用は、想像以上に汗をかいていることもあります。ワキや背中といった汗をかきやすい部分もよく確認するようにしましょう。汚れが目立つ、汗をよくかいたということであれば、クリーニングに出す必要があります。最近では丸洗いできる着物もありますが、大切な訪問着の型崩れを防ぐためにも、自宅での洗濯よりクリーニングを選んだ方が無難でしょう。着物を扱っているクリーニング店を、あらかじめ調べておけば、急な時でも安心です。

クリーニングに出すのはどれくらいの頻度か

洋服であれば、着用ごとに洗濯やクリーニングを利用するという人もいるでしょう。しかし、頻繁なクリーニングは、大切な着物の生地をかえって傷めることへつながります。汚れがないようならだいたい半年から1年といった期間に1回クリーニングへ出すだけでも十分です。ただし、食べ物をこぼしたり、化粧がついてしまったという場合は自分で何とかしようとせず、早めに染み抜きなどの対処をしてもらうといいでしょう。クリーニングは、部分洗いと丸洗いがあります。部分洗いの方が簡単そうに見えますが、汗などで汚れている部分を水洗いしてから、全体を油性洗いすることなので、丸洗いの油性洗いよりも料金は高くなります。どのようなクリーニング方がいいのかは、お店や呉服店と相談して決めていくといいでしょう。クリーニングから返却された後も、そのまま仕舞うのではなく、一度風通しをしてから保管することがおすすめです。